コンタクトレンズを装用する方

コンタクトレンズを装着しますと眼内へ酸素が取り込まれる割合が減ります。
日常、診療していますと個人差はありますが、コンタクトレンズ(CL)を装用して、違和感を訴えて来院する方がおられます。
 
背景には乾燥、酸素不足、CLの汚れ、機械的な刺激、アレルギー、感染症が考えられます。眼科医は白目(結膜)が充血し、黒目(角膜)が腫れてかすむ症状があるときは、「CLを中止して点眼薬で治療しませんと角膜に傷や混濁して痛みを生じて、見えなくなります」と説明すると思います。
 
このような患者さんの多くは眼鏡をかけて来院しますが、少数の方でCLをしたまま、結膜を充血されて来院します。患者さんは眼鏡だと疲れて仕事ができないとか、眼鏡を持っていないとか、CLの上から点眼液をつけてはいけないのですか」と質問することがあります。
 
眼科医は白目(結膜)が充血して、黒目(角膜)が腫れてかすむ症状があるときは、「CLを中止して点眼薬で治療しませんと角膜に傷や混濁して痛みを生じて、見えなくなります」と説明すると思います。
 
夕方になりますと少しずつ涙の分泌する量が少なくなり、寝ている間は涙が出ていません。
角膜の透明性は黒目の一番内側にある角膜内皮細胞の数が保たれていなければ維持できません。
 
しかし、加齢に伴って角膜は少しずつ全体が白っぽくなります。CLを使う方はご自身が一生涯見えなくなりたくないと考えていると思います。CLの装用する場合は定期的な診察を受けて、一日12時間以内を目安としてゆとりを持って装用してください。