子供の目の心身症 |
心身症とは日常生活における心理的あるいは社会的なストレスが原因で、からだのどこかに症状がおきてくる病気です。
心因性視力障害は眼の心身症のひとつですが、なかでも最も頻度が高いのは視力の低下です。
心因性視力障害の場合、近視・遠視や乱視があってメガネをかけてもメガネでは視力がでません。検査しても眼球自体には問題はなくこのような視力障害は、小学生・中学生などの子供に多くみられます。
最近では思春期に入ったばかりの子供たちに、心理的な原因が必ずしもはっきりしているとはいえないタイプの心因性視力障害が増えています。一般に子供は自分自身が見えないことに気付かないことが多いです。
学校の定期健康診断でみつかります。このような症状の子を調べてみると学校や家庭での心の悩みを抱えていることがあります。このストレスが視力障害の原因と考えられています。
子供の心因性視力障害の治療は親子一緒に受けることが必要です。子供のある時期におこる一時的な現象です。神経質になりすぎる必要はありませんが、少しでもおかしいなと感じたら必ず眼科医に相談しましょう。